早慶付属高校・難関私立大学受験プロ家庭教師ブログ

東京23区内で中高浪人生の家庭教師をしています。

早慶付属高校や難関大学に「英検の勉強だけ」では合格できない理由



 

英検は“ゴール”ではなく“スタート”です 

 

今日は、多くのご家庭が誤解しやすいテーマについてお話しします。

「英検を取れば、早慶付属や難関大学に有利になるのでは?」

結論から言います。

英検は武器にはなりますが、それ“だけ”では合格できません。

その理由は、英検と入試英語のあいだにある「構造的なズレ」にあります。

 

早慶付属高校の英語と英検のズレ

たとえば

  • 慶應義塾高等学校
  • 早稲田大学高等学院
  • 早稲田実業学校高等部
  • 早稲田大学本庄高校
  • 慶応志木高校

こうした早慶付属の英語入試は、英検とは性質がかなり違います。

試験の特徴

  • 長文中心(合計1000語近いことも)
  • 試験時間は50~60分
  • 内容一致・英問英答・語句整序・空所補充が混在
  • 高校初級レベル文法が前提

■ 難関高校入試と英検との主な違い

1)語彙の質が違う

英検は「難しい単語を知っているか」が重要。
一方、早慶付属では

  • 前置詞の正確な使い方
  • 熟語のニュアンス
  • 文脈の中での意味理解

が問われます。

意味を覚えただけでは失点します。

2)文法の“深さ”が違う

英検は文法を直接ゴリゴリ問う形式ではありません。
しかし早慶付属では、

  • 関係代名詞
  • 分詞構文
  • 仮定法
  • 時制の微妙な違い

が読解の前提になっています。

英検2級を持っていても、ここで崩れる生徒は非常に多いです。

3)時間が圧倒的に厳しい

英検は比較的時間に余裕があります。
しかし早慶付属は、

速く、正確に読む力が必須。

読解力があっても処理速度が遅いと
6~7割止まりで終わります。

そして早慶付属では、

7~8割が合格ライン。

ここが決定的な違いです。

準1級でも苦戦する理由

英検準1級を持っていても、
入試過去問で失点が多い子は珍しくありません。

理由は明確です。

「入試の癖」に慣れていないから。

入試は
・設問の意図を読む力
・論理展開を追う力
・時間配分戦略

が問われます。

note.com

資格試験と選抜試験は、目的が違うのです。

難関大学入試とのズレ

この構造的ズレは大学入試でも同じです。

たとえば

  • 早稲田大学
  • 慶應義塾大学

さらに大学入学共通テスト。

現在の共通テストは、

  • 資料読解
  • グラフ×英文統合
  • 要約
  • 情報処理型問題

が中心です。

単語力だけでは太刀打ちできません。

私大・国公立二次の“癖”

  • 早稲田:要約・自由英作文で論理力勝負
  • 慶應:速読+リスニング+総合力
  • 国公立二次:和訳・精密英作文

ここでは

英語をどう使うか

が問われます。

英検は「英語力の証明」
入試は「合格者を選抜する試験」

目的が根本的に違います。

なぜ“英検頼み”は危険なのか

私の教え子にも、

小学生で英検準1級⇒ 高校で模試偏差値55

という例がありました。

英語力はあるのに点が取れない。

これは

受験英語の訓練不足

が原因です。

英検で満足してしまうと、
入試対応力が育たないのです。

正しい戦略

英検は意味があります。
むしろ大きな武器です。

ただし位置づけが重要。

英検は「出発点」

そこから

・志望校過去問に早期着手

 

jyuken-navi.hatenablog.com

 

文法の精密理解

速読トレーニング

要約・記述練習

本番時間での演習

 

jyuken-navi.hatenablog.com

 

ここまでやって、初めて戦える。

まとめ

早慶付属も難関大学も、

英検2級=安全圏ではありません。

むしろ、

英検取得後からが本当の勝負。

資格に安心するか、
資格を武器に変えるか。

この姿勢の違いが、
偏差値70の壁を越えられるかどうかを分けます。

早慶付属や難関大学を本気で目指すなら、
英検を“ゴール”にしないこと。

戦略的に、入試仕様に切り替えること。

それが合格への最短ルートです。

 

www.prokatekyo.net