早慶付属高校・難関私立大学受験プロ家庭教師ブログ

東京23区内で中高浪人生の家庭教師をしています。

夏期講習は必要最小限に。夏休みは復習を最優先に ― 成績が伸びる生徒は「やることを絞る」―

夏休みは天王山です!

夏期講習は「必要最小限」で十分:夏に成績が伸びる生徒ほど、“やること”を絞っている

夏休みは、受験生にとって最も差がつく時期です。この時期に大切なのは、「とにかく勉強量を増やすこと」ではありません。
本当に成績が伸びる生徒は、夏期講習をむやみに詰め込まず、復習と基礎固めを最優先にしています。
 

逆に、講習を大量に入れた生徒ほど、

・復習が追いつかない

・学習内容が定着しない

・疲労だけが蓄積する

・せっせと通塾して課金しただかなのに「勉強した気」で終わる

という状態になりやすく、秋以降に失速するケースが少なくありません。

なぜ夏期講習を入れすぎると危険なのか

① 夏は「基礎固めの最後のチャンス」だから

夏休みは、まとまった学習時間を確保できる唯一の期間です。ここで基礎を完成できなければ、秋以降の過去問演習や応用問題に対応できません。しかし、講習を詰め込みすぎると、

自分で考える時間がなくなる

復習時間が削られる

弱点分析ができない

という本末転倒な状態になります。受験で最終的に差がつくのは、「授業を受けた量」ではなく、「定着した量」です。

② 講習は“受けるだけ”では成績アップにはつながらない

夏期講習は、新単元や応用内容が中心になります。

 

しかし、受験本番で点数を左右するのは、

・基礎知識の精度

・典型問題の処理力

・ミスを減らす努力

です。

 
つまり、重要なのは「新しい問題をたくさん解くこと」ではなく、「できる問題を確実に増やすこと」です。
復習なしで講習だけ増やしても、知識は定着しません。

③ 講習を増やすほど自学自習の質が下がる

最も危険なのは、「講習で一日が終わり、帰宅後に復習できない」という状態です。
 

実際、多くの生徒は、

・授業を受ける

・宿題をこなす

・次の講習へ行く

これを繰り返すだけになっています。

 
これでは、自分の弱点に向き合う時間がなくなります。
夏に必要なのは、“受け身の勉強”ではなく、“自力で定着させる勉強”です。

 

www.prokatekyo.com

夏休みの理想バランス:「講習2〜3割、自学自習7〜8割」

成績が伸びる生徒ほど、家庭学習の比率が高くなります。
 

項目

伸びる生徒

伸び悩む生徒

夏期講習

必要科目だけ受講

大量に受講

復習時間

毎日しっかり確保

ほぼ取れない

基礎固め

夏で完成

秋以降も穴だらけ

過去問

9月から開始

冬まで未着手

学習の質

定着重視

消化不良

生活リズム

安定

不規則


夏期講習は「この3つ」だけで十分

① 放置できない苦手科目

英語文法

数学の計算分野

古文文法

自力では立て直しにくい分野だけに絞ります。

 

② 独学では理解が難しい単元

数学の数列

物理の電磁気

英文解釈

現代文記述

「説明を受ける価値が高い単元」に限定することが重要です。

 

③ 志望校に直結する講座

志望校別英語

共通テスト対策

記述対策

目的が明確な講座だけ受講すれば十分です。

 

夏に最優先すべきは「復習」

成績が伸びる生徒は、夏に以下を徹底しています。

 

① 基礎教材を2〜3周する

英語:単語・文法・基本長文

数学:学校問題集・基本問題

国語:古文単語・文法・読解の型

 

新しい教材を増やす必要はありません。まずは「今持っている教材を完璧にする」ことです。

 

② 模試復習を徹底する

 

模試は、自分の弱点が最も明確に見える教材です。偏差値だけを見て終わる生徒は伸びません。

なぜ間違えたのか知識不足か時間不足か解法を知らなかったのか

ここまで分析した生徒は、秋以降に大きく伸びます。

 

③ 9月以降の過去問演習に備える

 

過去問は、基礎が固まっていない状態で始めても効果が薄くなります。

夏は、

基礎完成

解法整理

弱点補強

を徹底する時期です。


www.prokatekyo.com
www.prokatekyo.com

夏休みの理想的な1日(例)

時間帯 内容
9:00〜12:00 英語・数学の基礎固め
13:00〜15:00 必要最小限の夏期講習
15:30〜18:00 講習復習・弱点補強
19:00〜21:00 模試復習・暗記科目

この「復習中心」の流れを崩さないことが重要です。

夏は「量」ではなく「質」で差がつく

・夏期講習は必要最小限で十分

復習時間を確保した生徒ほど伸びる

基礎完成が秋以降の伸びを決める

・講習を詰め込みすぎると“やった気”で終わる

 

夏休みは、「やることを増やす時期」ではありません

本当に必要なことを絞り込み、復習を徹底できた生徒が、秋以降に一気に伸びていきます。