
東洋大学
① まず「現実的な併願戦略」を立てよう
MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)や日東駒専(日大・東洋・駒澤・専修)を目指す生徒さんに、最初にお願いするのが併願校の地図づくりです。
大学受験は高校受験と比較にならないほど「受験方式」が複雑です。
同じ大学でも全学部統一・個別日程・共通テスト利用と方式が分かれ、組み合わせ次第で受験チャンスは何倍にもなります。
逆に、無計画だと得意科目を活かせる方式を取り逃したり、日程が重なって受けられなかったりします。
私はいつも、第一志望(挑戦校)・実力相応校・安全校をバランスよく配置し、「どの方式でどこを何回受けるか」を一覧表にして共有します。
「どこを受けるか」は「何を勉強するか」を決める出発点。漠然と勉強を始める前に、まずゴールの地図を一緒に描きましょう。そのほうが、毎日の勉強に迷いがなくなります。
② 英語を制する者が合格する ── 配点の重み
MARCH・日東駒専の文系受験で、最も配点が重く、最も差がつくのが英語です。
ここを安定させられるかどうかが、合否をほぼ決めると言っても言い過ぎではありません。
理由はシンプルで、英語は配点が高く、かつ「出題によるブレ」が小さい科目だからです。
国語や社会は本番の相性に左右されることがありますが、英語は積み上げた分だけ安定して点が出ます。だからこそ、最優先で固めるべき科目なのです。
具体的には、まず語彙と文法という土台を夏までに完成させ、秋からは長文の読解スピードと精度を上げていく。MARCHレベルになると長文の量が多いので、「速く正確に読む」訓練が欠かせません。
「英語が苦手だから他で稼ぐ」という作戦は、残念ながら多くの場合うまくいきません。逃げずに英語と向き合う。
その伴走を、私がします。
③ 直前期の過去問の使い方 ── 点数より「分析」
受験直前期、生徒さんがやりがちなのが「過去問を解いて、点数に一喜一憂して終わる」というパターン。
これは一番残念な使い方です。
過去問の本当の価値は、点数ではなく分析にあります。
解き終わったら、間違えた問題を「知識不足」「時間不足」「ケアレスミス」「そもそも捨てるべき難問」の4つに仕分けします。すると、自分が次に何をすべきかが一気に見えてきます。
たとえば「時間不足」が多いなら、解く順番や捨て問の見極めを練習する。「知識不足」なら、その単元に戻る。やみくもに次の年度を解くより、一年分をとことん分析するほうが伸びます。
もう一つ大切なのが、第一志望の過去問は「傾向を体に覚えさせる」ために繰り返すこと。出題のクセが分かれば、本番での安心感がまるで違います。
直前期は不安になりがちですが、やることは明確です。点数に振り回されず、淡々と分析を。最後まで一緒に走り抜けましょう。